気管支喘息とアレルギー
気管支喘息についてですが、基本的に気管支喘息はアレルギーで起こる病気です。
ごく一般的な意味でアレルギーというのは、「1型アレルギー」を指します。いきなり「1型アレルギー」って言われても「何それ?」って感じですよね。
予防接種(インフルエンザ)のところで、わざとウイルスを入れて自分の体に「抗体」っていうのを作らせる話、ありましたね。(※予防接種のメカニズム参照)例えばあれは「4型アレルギー」反応を利用した理論なのです。
それで「1型アレルギーっていうのはどういうことか?」っていうと、元々その人がその物質(その物質というのは人によって、食べ物の場合もあるし、花粉やほこり、ダニなどあらゆるものの可能性がありますが)に対してアレルギーを持つ可能性のある人ということです。つまり、わざわざ何か今まで経験したことのないものを体の中に入れて、そいつの記憶を体に覚えさせて免疫反応を起こす(これが4型アレルギー)ということではなく、ある意味生まれつき「あーこいつ(こいつっていうのはほこりとかダニや食べ物などのいろんな物質のこと)嫌やな」みたいな記憶が体に備わっている体質(すごくおおざっぱな言い方ですが)ということなのです。
だから、「あなたのお子さんは気管支喘息で、ダニ、ほこりにすごい反応が出ています。家をきれいにしてください」とか言われると、なんか「家が汚い」と言われているみたいでちょっと落ち込んでしまうことがあるようですが、それは違うのです。
例えば、私はそういった1型アレルギーのない体質(家族も)なので、うちはどんなに汚くても私にも家族にもアレルギーは起こりません。ダニが1000匹いてもなんともない体質なのです。ですが、ダニに対するアレルギーのある子どもは、ダニが1匹いてもアレルギーを起こすっていうことです。どこの家出も1匹や2匹のダニはいるでしょう?ほこりだってありますよね。
そういうことに対する感受性の問題で、その感受性というのは持って生まれたもので、「掃除ができていないからそういうことになった」とかいうこととは関係ないのです。
ま、もちろんそういう感受性が強いということが診断された場合には、極力その感受性を刺激する物質はそのお宅から除去する努力は必要になります。それはあきらめて努力してください。

