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成長・発達

2006年12月23日

1ヶ月の赤ちゃん

 1ヶ月検診のときにお母さん方からよく訪ねられる質問に「まだ眼は見えていないのでしょう?」というのがあります。
 
 実は見えています。
 
 その視力は、0.03くらい(誰がどのように測ったのでしょう?不思議ですが、偉い眼科の先生の言うところによると、そうらしいです。)と低いのですが、ちゃんと見えています。
 
 赤ちゃんを明るいところに連れていくと、まぶしそうな顔をしたりしますよね。また、赤ちゃんをじっと見つめてお母さんが口を開けたり、舌を出したりすると赤ちゃんも同じようなことをすることがあります。
 
 音もよく聞こえています。
 
 1ヶ月検診のときにわざと赤ちゃんを泣かせたあと、優しい音を聞かせると泣き止みますが(あまり激しく泣いているときには泣き止みませんが)、それを見たお母さんに「聞こえゆうがや」と感心されることがあります。
 
 赤ちゃんはちゃんと聞こえているので、見つめて話し掛けてあげてください。

2007年01月09日

3か月の赤ちゃん

 このころになると赤ちゃんはあやすと笑ったり、しきりに訳の解らない言葉のような発声をしたりするようになり、保護者と赤ちゃんとのはっきりとしたコミュニケーションが生まれるようになります。

 また、以前と比べると少し昼と夜の区別がついてきて授乳も若干楽になってくるので、とても楽しい時期に入ってきます。

 赤ちゃんがよく太っているか、太り過ぎていないか気になってくるのもこの時期です。赤ちゃんによっては、よく飲む赤ちゃん、あんまり飲まない赤ちゃん、いろいろ個性があります。

 これはこの時期に限ったことではありませんが、赤ちゃんが欲しいときに、欲しいだけ飲ませてあげて結構です。検診時に体重にも開きが出てきます。標準体重と比べて大きい(ま、大きい方はそう気にならないかもしれませんが)、小さい・・・保護者は気になります。でも、標準体重というのは、あくまでも標準なのです。

 大きい赤ちゃん、小さい赤ちゃんいろいろな赤ちゃんがいて、その平均を取ったものが標準体重です。標準に近くないといけないという理由は全くありません。検診時に医師に「これは心配だ」と言われない限りは、大きくても小さくても心配しないでください。

 また、これは育児全般について言えることですが、育児書や周りの人の「一般的にこうである」と言われていることと、我が子が違うことに一人で悩んだり、こだわったり、気にしたりしないこと。心配なことや気になることがあれば、保健婦さんや、医師に気軽に相談してください。「こんなこと聞いてえいろうか?」とか思わずに、心配なことや気になることなど、聞きたいことは聞いたらいいのです。

 職業的プロは、客観的な目で相談に乗ってくれるはずです。また、そうした意見が保護者を「あ、そうなんだ」という気持ちにさせてくれることがあるものです。

7か月の赤ちゃん

 もうここまできたら、保護者も育児のプロです。早い赤ちゃんは一人で座らせると座っていることができるようになり、目の前のものに手を伸ばしたり、手に取ったものは必ず口に入れたり、自分を保護してくれる人とそれ以外の人の区別がついてきます。

1歳の赤ちゃん

 1歳では、もうすでに赤ちゃんという呼び方はおかしいかもしれませんね。赤ちゃんと言うのは、自分の意思では何もできない、本当に保護者の全面的な助けがいる状態ですが、(ま、もちろん、生活することにおいては、この年令でもそうなのですが)、1歳になると、少なくとも何らかの方法での移動手段を獲得しています。

 早い子供は歩いているし、遅い子供でも何かにつかまって移動したりしているでしょう。言葉の理解も進み、今までは音として耳に入っていた言葉が、何かコミュニケーションの手段であるということが解ってきます。

 またいくつかの芸(バイバイとかチョーチ、チョーチ。ダンゴ、ダンゴなど)が出来てくるようになるのもこの時期です。子供は、そういった芸が出来たときに親が見せる笑顔が本当に大好きなのです。

 さて、ここまで、赤ちゃんの時期の成長と発達について述べてきました。先にも書いたように、あくまでも標準は標準です。赤ちゃん個々人の個性もあります。もし心配なことがあれば、保健婦や医療機関で遠慮なく尋ねてください。

言葉の発達について

 さて、子供の成長により、子供のコミュニケーションの手段もお互いの顔の表情、声の調子と言った段階から徐々に言葉によるコミュニケーションの段階に移ってきます。1歳を過ぎると早い子供は、「マンマ」「ママ」「パパ」などと言うようになります。

 この時点では、意味が結びついた単語が1つでも言え、こちらの言う簡単な言葉が理解できている状態ならまずOKです。

 つまり、例えば「ママ」しか言わないけど、それは「ご飯」か、あるいは「母親」のことである、そして、「閉めて来て」「取って来て」「ポイしてきて」などの言葉による命令をきちんと理解できているということなら全く大丈夫ということです。

 そしてさらにこの時点で意味のある単語を一つも言えない子供もいます。でも、そういう子供も、きちんと声が出ていて「閉めて来て」「取って来て」「ポイしてきて」などの言葉による命令をきちんと理解できているということなら、いずれそのうち絶対にしゃべれるようになります。言葉が遅い子供というだけです。だから心配は要りません。

 つまり、この時点で、本当に心配なのは、言葉によるコミュニケーションが取れていない可能性がある子供ということになります。「どうもこっちの言っていることがよく解ってないのではないだろうか?」「閉めて来て」「取って来て」「ポイしてきて」などの言葉による命令を「きちんと理解できていないのではないだろうか?」という場合には一度医療機関で相談されるといいでしょう。

その後の発達

 子供も2歳を過ぎると、その発達も様々になって来ます。(もちろん標準はありますが)。

 今回は、保護者が最も不安だったり、「これでえいろうか」って思ってしまったるする時期に重点を置いて書きました。これまでも繰り返し書いてきたように、「これが正しい」「こうでなければいけない」「絶対、こうである」ということは育児においてはありません。

 私など、専門家の目で日常、たくさんの子供を診させてもらっていると、逆に「なんでもあり」っていう気すらします。小さなことでも何か不安だったり、心配なことがあって、そのことを自分一人で悩んで、赤ちゃんに心からの笑顔を向けられる回数が減ってしまったりすることが一番、私は心配です。気になることがあったら、どんな小さなことでもいいから保健婦さんとか医師など専門家に相談して解決してください。赤ちゃんはお母さんの笑ってる顔がとにかく好きなのです。