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最近の流行り病

2010年05月07日

2010年5月

 今年は、夏型疾患の流行が早く、4月の中旬から
ヘルパンギーナ、手足口病、アデノウイルス感染症が流行し始めました。
4月下旬から増加し始め、5月連休明けの現在、中規模の流行となっています。
 手足口病に関しては、ウイルスの型が重症になることのあるウイルスということが
報道され、皆さん心配してますが、現在までのところ重症化した症例はいません。
手足口病は、通常は、発熱はないか、軽度で短いことが多いですが、今期は、
発熱のやや長い患者さんがたまにいます。しかし、概して皆さん、軽症です。
過去にこの型のウイルスが日本で流行したときにも重症化した患者さんは
日本全国レベルでは報告が見られましたが、その頻度は
それほど多いものではありませんでした。その年、同じ手足口病のウイルス型
で中国では重症化する症例が多く見られました。同じウイルスであっても
重症化したり、そうでもないのは、人種(DNA)が左右するとも
考えられています。

また、溶連菌感染症も4月は、なかなか多かったです。最近、これは
少し落ち着いてきているように感じます。

水痘の患者さんもぼつぼついます。

感染性胃腸炎もだらだらと長い流行が持続しています。

去年から今年にかけては、新型インフルエンザの流行のせいか、
いろいろな病気の流行が通常の季節とずれています。

今の段階で夏型疾患が流行するということは、もしかして、
インフルエンザが再び夏に流行するということも有り得るのかな?
気がします。5月下旬からインフルエンザの患者数は微増していますし、
島根県では流行指数を上回ったとのことです。
8月くらいから再び新型インフルエンザの流行が始まる可能性が
高まってきたように思われます。
 それに備えて、6月7月で新型インフルエンザの予防接種を
しておいたほうがいいかも知れません。

5月中旬から発熱とともに喘息様の強い咳が出現するウイルスが
朝倉周辺、いの、土佐市高岡町などで流行しています。
臨床症状はRSウイルスに非常によく似ていますが、RSウイルス
判定キットでは陰性です。これらは、おそらくヒトメタニューモウイルスであろうと
考えられます。発熱期間は、3日から長くて5日、朝は下がっていて
午後あるいは夜だけでるような熱のでかたをする場合もあるようです。
咳は非常にひどく、喘息性気管支炎の症状を呈します。